【クリスマス雑学】もっとも正統なクリスマスソングと由来は?
さぁいよいよ12月。街を歩けば聴きたい人も聴きたくない人も、嫌でもクリスマスソングが耳に飛び込む季節です。クリスマス商戦を意識するショップや商店街の陰謀で今年も1ヶ月続きますよ、これ。
さて、クリスマスソングは色々あるけれど、世界で最も親しまれているクリスマスソング、そしてクリスマスに最も相応しいクリスマスソングってどれでしょう?ジングルベル?赤鼻のトナカイ?きよしこの夜?
この3曲が正当かつ日本で有名な3大クリスマスソングなのかなぁと記録を色々調べていたところ、「え?あの曲が?!」となること必須な変な雑学ネタを見つけたのでご紹介します。これを期にクリスマス用トピックとしてクリスマスソングをもっと知っちゃいましょう!
●ジングルベルは実は関係ない歌だった?!
以下、Wikipediaより部分引用・抜粋します
・1857年にジョン・モルガンの叔父で牧師のジェームズ・ロード・ピアポント(英語版)が作詞作曲した歌
・最初につけられた歌の名前は、One Horse Open Sleigh(1頭立てのソリ)。歌詞の中には宗教的な語句やクリスマスに対する言及がなく、若者たちが冬に橇で競争する様子を歌った歌。
・大変好評であったため、クリスマスでも歌われ、その後アメリカ中に広まっていき、タイトルもジングルベルに変わった。
あの名曲ジングルベルがまさかの後付けクリスマスソングです。言われてみれば競争で流れそうなリズムの曲ですよね…
●赤鼻のトナカイは原作の物語を元に制作
赤鼻のトナカイには原作の物語(「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」)を元に楽曲が制作されたとありました。こちらもWikipediaにある記述を要約しますと…
・1939年にシカゴの通信販売会社モンゴメリー・ウォード (Montgomery Ward) 社に勤めるロバート・L・メイ (Robert L. May)によって同社の宣伝用の児童書が書かれ、250万部のベストセラー。
・1948年、マークスによって『ルドルフ 赤鼻のトナカイ』のストーリーを元に楽曲が制作され、1949年にジーン・オートリー (Gene Autry) の歌でレコードが発売された。オードリーのレコードは当時200万枚を売り上げ[1]、ビルボードチャートで1位を記録。
・その後も時代を越えたロングセラーとして、「サンタが街にやってくる」「ジングルベル」と並ぶ三大クリスマスソングとなる。
赤鼻のトナカイは割と最近作られた歌なんですね。尚、こちらでは三大クリスマスソングを「赤鼻のトナカイ」「サンタが街にやってくる」「ジングルベル」と定義されています。あれ?「きよしこの夜」は入ってないの?とお思いでしょうが、実は「きよしこの夜」は別カテゴリーの歌なんです。
●「きよしこの夜」はクリスマス・キャロルです
某歌手の歌詞にもあるクリスマス・キャロル。実はこのキャロルって言葉を知っていても意味を知らない人が多いんです。ここで覚えておきましょう。クリスマス・キャロルとは…
主としてキリスト教文化圏において、イエス・キリストの誕生と関係した内容の歌である。救世主キリストの誕生を祝い、誕生にまつわる様々な場面や逸話を歌詞にした歌をいう。通常世間的には、クリスマス前の時期に歌われ、クリスマス・イブにおいてはとりわけ愛唱されるが、教会では待降節(降臨節)から公現祭(主の公現・顕現日)前までの期間に歌われる。(当記事3度目のWikipediaからの抜粋)
シンプルに言えばキリスト教のミサで歌われる歌です。クリスマス・キャロルには「きよしこの夜」以外にも「もろびとこぞりて」等の多くの歌があり、きよしこの夜はその中の1曲です。ミサで歌われる歌こそ最も重みのあるクリスマスソングと考えることが出来、また後にビジネスで作られたクリスマスソングとは一線を画していますね。三大クリスマスソングに含まれていないのはこうした理由からでしょう。
最後は少し話が重くなってしまいましたが、如何でしたか?
クリスマスソングは国内外の様々なアーティストがカヴァーしています。Youtubeなどで探すことも出来ますので、街中のクリスマスソングに飽きたという方はカヴァー・ヴァージョンを楽しんでみては?思わぬ大物たちが楽しくクリスマスを歌っていますよ!