今年のハイウエスト水着を実際どう思う?
ファッション業界はブームが落ち着くとすぐに次のブームを作り出しますね。次々に新たな商品を売る為の販売戦略は力強く、またよくも様々なブームを作るものだと感心しているのですが・・・・・・
今年の夏の水着の流行はハイウエストがキーワードとなるそうです。去年辺りからボトムスのブームがローライズからハイウエストに変化していましたね。屈んだらお尻が見えてしまいそうで世の男性をどぎまぎさせたローライズと逆に、ウエスト位置がおへそくらいまで高さのあるものがハイウエストです。この流れが水着にも波及、パンツのウエスト部分が異常に縦に伸びており、やはりおへその辺りまで到達しています。膝下や足首まである普段着のデニムパンツ(ボトムス)であればまだ見た目の釣り合いは取れるのですが、ビキニパンツがウエスト位置だけ上に長い場合、これはもう見た目の違和感しか感じませんでした。ネット上のコメントを見てみますと
「昭和の香りがする」
「ウエストを隠したつもりで隠せていない」
ちょっと狙いすぎではという印象が強いようです。
またパレオなどのおなかを隠せるアイテムと異なり、違和感の高いバランスはオシャレ度が低く見えてしまうため実際売れるのかが少し疑問だったりします。
水着ってやはり異性を惹き付ける効果も求めたいもの。おなか付近を引き締めたり隠すならワンピーススタイルやパレオと比較して隠す効果もオシャレ度も敵わないと思いますしね。
例えば60年代、80年代のファッションってきちんと代名詞があるんですよ。
2000年代、2010年代のファッションの代名詞は何になるんでしょう。販売戦略のために毎年のようにブームをコロコロ変える結果、文化としてのファッションが育っていない趣があります。買う側にも問題あるんですけどね。自分に似合う服を見つけられない時に流行物を買っていれば誤魔化せてしまいますし、個性より右へ倣えの意識がまだまだ強い日本ですから。でも自分の好みを見つけ、着こなせるようになればファッションはもっと楽しいですよ?