マシュマロ女子ブーム終焉か?
まず最初に。そんなブームはあったのかと疑問です。メディアが騒いだだけではないでしょうか?
このマシュマロ女子という言葉は当時新刊されたぽっちゃり系女子向け雑誌ラ・ファーファが生み出しました。そしてこの雑誌のマシュマロ女子モデルさんは・・・・・・ちょっとぽっちゃりどころか素晴らしい体格をなさっています。後藤さんという代表的なマシュマロ女子モデルは身長158cm/体重85kg。さすがにこの体躯をマシュマロ女子と呼ぶならば好みという男子は非常に少なく、よってマシュマロ女子ブームはなかったという考えです。皆さんの周囲にこの体躯が好みだという方、ブームと言えるほどいました?
もっとも健康的な、ちょっとふっくらという範疇であれば好みだという男子は大勢います。モデル体型が逆に苦手という男子も大勢います。またマシュマロ女子のポジティブな特徴として明るい、笑顔を絶やさない、オシャレに気を使っているなど男子好みの素敵な面が多々あります。このような健康派女子への流れは確かにありました。芸能人の柳沢加奈子の登場がキッカケであり代表例ですね。しかし「あんな感じの子ならいいよね」が「あの体格でいいよね」といつしかすり替わった現象にはメディアへの恐怖を覚えます。フィジカルな面は流石にともかく性格などのメンタルな面は良いと思いますよ。しかしあの体躯が一番良いという男子は極一部に過ぎず、これをブームと呼ぶには、ということです。
女子向けの服を作っているアパレルデザイナーは少しぽっちゃりの子も可愛く着れる様、常に気を払っていると言います。今も愛好者の多いゴスロリ系の服装はその1ジャンルで、お人形さんのような子も着ていますが、少々ふくよかな子も着ているのを見かけたことはないでしょうか。当時のデザイナー曰く、「ぽっちゃりだってオシャレしたいし可愛いと言われたいのよ」と。
マシュマロ女子ブームとは、そんな女子心を巧みに突いた編集者とアパレル業界らの仕手と考えます。マシュマロ女子をブームと称することでポジティブになれる人間を増やすことに異論はありませんが、しかしさすがにブームと言うのはやりすぎだなぁ、と。マシュマロ女子に一般男子が求める部分は人柄であって流石に体躯ではない。人柄に惚れる事はあるが、その体躯自体はブームではない。ブームという言葉の使い方を考えてしまうのはこちらも情報発信側であり言葉の責任を感じる面があるからでしょうか。男子は言わずもがな、女子の皆さんいいですか、大切なのは人柄とオシャレ心ですよ。普通にそれでいいんです。過度に振り回されないでくださいね。いいじゃないですかブームがあろうとなかろうと。見ている人は見ていますから。変にブームとされてペースを崩す方がよっぽど怖いですよ。