プア充の未来~状況に応じて何が悪い!
プア充とは・・・
プア充という言葉が世間に浸透してきました。年収300万前後の層を中心に、収入の範囲で無理なく楽しい生活を送る方々を指し「無理せず働き、企業に縛られることなく、自分の生活を充実させていくライフスタイル」を意味する言葉です。
そもそも現在年収400万円未満の層は国内就労人口の41%にも達し、ほぼ半数が年収300万ないしそれ以下の収入による生活となっています。日本人は右にならえの民族と称されますが、[周囲も自分と同じくらいの収入なのだから別に恥でもなんでもなく全く収入も平均値、バブル世代の産業家たちが物が売れなくて困ると叫ぶだけで、個人として充分な生活を送っているのだからいいじゃないか]という価値観は特に現在の20代において今後も強く根ざしていくものとなるでしょう。
このプア充層、今後の日本の生活価値観に一石を投じるものとなる気がして止みません。着実に正確に自分の求めるものを謙虚に購入し、過度な贅沢を避けながら、私生活の時間を充実させるこのライフスタイルはバブル期以前は美徳と称されていませんでしたでしょうか?筆者にはこのプア充という生活が正しい生活に見えて仕方がないのです。
今後のプア充
増加するニートやSNEP(=Solitary Non-Employed Persons:仕事・友達・配偶者なし)と一線を引き、過度なサービス残業こそ嫌うものも、社にはきちんと貢献し、収入の範囲で自己が満たされる生活を送るのであれば、それは立派なスタイル。
共働きに対する社会認知が増えた時点で、結婚後は2名分の収入が家計に回るのであれば、計画的な貯金により出産前後の出費や収入低下にも耐えられるでしょう。
もちろん彼らは上を目指す努力を怠っているわけでもありません。この点が重要です。現状に添った生活を選択しているに過ぎなく、騒ぐのは特に若者に消費させたい産業界やサービス残業を押し付けたい企業側だけに思えます。
恋タメでもプチ予算デート術など、予算にこだわらない楽しいデートを提案する記事が始まりました。プア充ライフを心掛ける者は編集部にも一杯いますよ。
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