同世代の意見は？少子化社会対策白書の内容とは

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未婚率や出産条件などのデータを公的に示す2014年版の「少子化社会対策白書」が17日の閣議で決定しました。各種数値の他に様々なアンケート回答があり、同世代の感覚や考えを伺うにこれ以上ない資料です。

まず最新の10年は未婚率の上昇が続いています。25～29歳の未婚率は男性で71.8％、女性が60.3％と依然として高い水準に。当然女性の晩産化に繋がり第1子の平均出産年齢は30.3歳となっています。

晩婚化の理由として男性側が上げた最多回答は「経済的余裕のなさ」、これは理解できるところです。一方女性側の回答は「独身の自由さを失いたくない」「仕事や学業に打ち込みたい」と男性側が家庭の構築と将来設計、所謂集団についての意識が高いことに対し、女性側は自己を意味する個への意識が高いことに注目です。

子供を持つ場合の条件という設問については20～40代既婚女性の最多回答は「働きながら子育てが出来る職場環境」です。別調査にて妊娠・出産時の職場理解に対し54.6％の既婚女性が不満と回答、出産を機に退職した女性の約25％が「育児と仕事の両立が困難なため」と職場側への出産・育児への理解ともとれる回答をしています。海外と比較し出産後の職場復帰や育児ルームなどの設備が遅れている日本、残業代ゼロなんてバカな押し付けはやめて、企業体に結婚出産費用までを認識した人事や出産育児に関するサポートを行った企業は法人税軽減など具体的な少子化対策に取り組んで欲しいところです。