マカロンは特別な人、マシュマロは貴方が嫌い
ホワイトデーのお返しのお菓子に込められた意味をご存知ですか?
マシュマロ:「貴方が嫌いです」(すぐに溶けて消えろ)
クッキー:「貴女は友達です」(サクサクとドライだから)
キャンディ:「貴方が好きです」(長く楽しみましょう)
マカロン:「貴女は特別な人です」
お菓子にはこのような意味があるそうです。
気にしたことありますか?
そもそもホワイトデー自体「日本で発祥した行事」でお菓子屋さんのドル箱行事ですよね。
どうもこのお菓子に込められた意味が怪しく感じ、一応来年からはアタマの片隅に入れておこうと思うものの、その裏でどこのどなたがこのお菓子に込められた意味なんぞを言い出したのか、かなり古い書籍まで掘り返したのですが、言いだしっぺはとうとう見つかりませんでした。
ちなみにマシュマロについてですが
諸説はあるが、菓子業界では昭和50年代に入ってから、個々に独自の日を定めて、ビスケットやマシュマロ、キャンデー等を「お返しの贈り物」として宣伝販売するようになった。この動きをキャンデーの販売促進に結びつけ、全国飴菓子工業協同組合(全飴協)関東地区部会が「ホワイトデー」として催事化した。1978年、全飴協の全国総会で「キャンデーを贈る日」として制定され、2年の準備期間を経て、1980年に第1回の全国規模のホワイトデーが開催された。飴の材料である砂糖が白色だったため、「白=ホワイト」から「ホワイトデー」と命名された。
マシュマロもこの例に洩れず、3月14日がマシュマロデーと呼ばれていたという説もある。これは、福岡市の菓子店・石村萬盛堂が、昭和52年に「バレンタインデーのお返しにマシュマロを」というキャンペーンを百貨店と共同で行ったことに因むもので、これがホワイトデーの起源であるとしている。現在でも、石村萬盛堂は毎年ホワイトデー近くなると「ホワイトデーはマシュマロデー」というキャッチコピーでキャンペーンを行っている。
(引用:Wikipediaより)
お菓子のスペシャリストがホワイトデーに全力でマシュマロ推しやってますよ。
ちなみに海外のも徹底的に調べましたが、マシュマロに「貴方が嫌いです」という由来があるとはどこにも書かれていません。ついでに言うとホワイトデーを海外Wikiで調べると「日本、韓国、台湾、中国の行事である」とまで言い切られています。
マシュマロもクッキーも歴史の有るお菓子です。発案者は誇りを持って世に発表し、また世界中のメーカーが美味しく創り上げています。このお菓子に込められた意味自体が必ずホワイトデーと絡めて情報が出てくるのですが、もし日本の一行事のためにどこかの誰かが勝手にこじつけたのならば如何なものかと思います。海外で勝手にお寿司に「貴方が嫌いです」ラーメンに「ただの友達です」なんて意味を付けられたら業界がどれだけ激怒するか。
恋タメは相手が喜ぶのであれば、それは込められた意味なんて超越するという解釈で進めさせていただきます。恋愛中の相手がマシュマロ好きならマシュマロを、マカロンが好きな友人にはマカロンを。それでいいじゃないですか。そもそも由来があやふやなのですから。