Repo.15 イタリア婚の現在の風潮とは?その2
所変われば品変わる。国が変わればルールも変わる。
でもちょっと似ている今の日本とイタリアをここでちょっとご紹介!
イタリアの本来の結婚スタイルとは
前編でイタリア婚=イタリアで急速に増加しつつある年の差婚について触れましたが、そもそもイタリア人にとっての結婚とは本来どういう社会的位置付けにあるのでしょうか。
イタリア人は恋愛に時間を掛けます。朝までゆっくり・・・という意味ではなく、何ヶ月も何年もかけて愛を育みます。結婚まで10年を掛ける、などという例も少なくないのだとか。
イタリアは敬虔なカトリックの国だけあって、結婚に対する価値観は厳格です。旧来より結婚を神に誓い、また離婚も神の許可(=法王庁の許可)が必要など、日本とは異なる厳しい結婚文化がありました。
急速に変貌を遂げる結婚への価値観
ところが現在のイタリアではなんと離婚・離婚希望者が非常に増加。
「イタリアの男は母親と妻だけは如何なる時も大切にする」なんて言葉は昔の話か。もう離婚はすっかり珍しくなく、「どうせ離婚するなら結婚なんて必要ではないのでは」などと結婚に踏み切らない人も多数、主要先進国の中でも結婚率は非常に低い数字にあります。
そもそもイタリアは日本より数十年先行して「女も働くものだ」という社会的背景があります。職を持ち経済的にも自立可能な女性達ですから「子供が欲しい」などカトリック社会で結婚を必ず要するような事情がない限りは女性側も結婚に対してシビアな目を持ちます。おや・・・女性の社会進出と経済的自立が引き起こす晩婚化・未婚の増加とはどこかで聞いた話ではありませんか?
少子化が進むイタリアですが、こと女性についての視点として「共働きの増加=経済的独立が可能に」なった点も日本は数十年遅れでイタリアと同じ道を歩んでいるように見受けられますね。
結婚に必要なものは「経済力」や「子供」以上に「相手への愛情」が優先されると思うのは筆者の古い考えなのでしょうか。ちょっと今後の動向が気になるイタリアのお話でした。
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