彼の気持ちを確認したい、女心を学ぶ
クリスマスは男性がもてなすものなの?
そういえば座談会の中で、クリスマスには欠かせない、クリスマスプレゼントに関しての質問もしてみたんです。
てっきり金額や商品の話になると思っていたのですが、ちょっと様子が違うみたい。
詳しく聞いてみると、『彼女には何が合うか、何をあげたら喜んでくれるか』と、相手のことを思って選んでくれる行為がうれしいという答えが。
う~ん…ボクとしては、それって悩んでいる状態であって、手放しで「なるほど、じゃあやってみます!」と言えないのがツライところです。
とはいえ、女性陣からは「何よりも気持ちありき」という、うれしい答えが返ってきたんです。
そういえばクリスマスを前にしたとき、どこに連れて行けばいいのかな、なにを食べればいいのかな、どんなものをプレゼントすればいいのかなと、真っ先に「どうにかしてもてなさなきゃ」って考えてしまい、彼女への気持ちはさて置き、なんだか急かされているような感覚でいました。
そこで、「もてなさなきゃ」の悩みを解決する為、「物を贈る、形で示す」を選択。
自然とそう考えてしまう男性って多いのではないでしょうか。
そして、『このくらいもてなせば大丈夫かな?』という判断の基準を、最終的にはそれの「金額」に委ねてしまうわけなんです。
クリスマスの本質を見失っていませんか?
イルミネーションやクリスマスツリーを観に彼女を連れて行く、クリスマスディナーの予約をして食べに行く、このくらいならっていう金額のプレゼントを用意する。 これってたしかに、彼女と過ごすためのクリスマスの要素・材料です。 もてなされる側の女性だって、嫌な気はしないでしょう。
しかし、付き合いが長かったり、クリスマスも回数を重ねて行くと、本来喜んでもらうためだった材料が、いつの間にか彼女に文句を言われないように用意する材料になってしまう。
「下手にがんばり過ぎちゃうと、翌年はそれを越えなきゃいけなくなる」なんていう話が、あたかも常識のように語られてしまっていることからも、年々上がるハードルをクリアしていくような、妙な感覚にとらわれてしまっているのではないでしょうか。
まるで彼女を接待しているような気分になってしまい、ふたりで過ごしている最中も、男性は心の中に「今年はこれだけやったんだから文句ないだろ~?」という、どことなく冷めた感情を持ってしまう。
いつしかハードルをクリアすること、材料を用意すること自体を目的としてしまい、彼女と同じ目線でクリスマスを楽しむ、というイベント本来の目的を見失ってしまっているのではないでしょうか。
大切なイベントだからこそ、お金に代えられないものを!
物を贈ったり形で示す時に欠かせないもの、それが「お金」。
お金は、余裕さえあれば、払うことって簡単です。
雑誌やネットなどで紹介されているプランやプレゼントだって、お金を払いさえすれば手に入ります。
見た目も派手で、流行りのサプライズなんかも演出しちゃって。懐は痛いけど…何かしなくちゃ。
しかし、雑誌などで目にする、あたかも商業化されたようなクリスマスデートの風潮を見ていると、本来彼女が望んでいるはずの「相手のことを思って」という気持ちの部分が、どんどん薄れていってしまっているように感じます。
「彼女を楽しませること、彼女を喜ばせること」が「物や形で示す」こととイコールではない、そのことを一度考えなおしてもいいのではないでしょうか。
サッとモノを用意すれば、手軽に彼女を喜ばせることが出来るかもしれません。
でもその手軽さに負け、彼女を思って考えること、例えば「ちゃんと言葉で愛情を表現する」など、ふたりにとって一番大切なことから逃げてしまっていたのではないでしょうか。
基本的な収入差を差し引いたとしても、男性の方がクリスマスプレゼントの金額が高かったりするのは、彼女を納得させられる前年越えの金額だったり、文句を言わせないための金額を、無意識のうちに上乗せしてしまっていたからなのかもしれません。
一年に一度、節目のクリスマス。 女性が気持ちを確認したくても、プレゼントの額が額なだけに、いったん貰ってしまうと、なんだかそれ以上は求めづらい、言い出しづらい雰囲気。
こうして、数少ないイベントごとで、本来取るべきコミュニケーションが円滑に進まないことが、クリスマスの数日後になって「不満」として出てきてしまう、本質的な原因にもなっていたのではないでしょうか。
ところで、クリスマスデートを成功に導く黄金比は…?
彼女を喜ばせたい、いっしょにクリスマスを楽しみたいと思っているなら、言葉や愛情表現、気持ちを態度で示すことが一番です。
そのためにも、何か困って悩むことがあっても、手軽な解決方法を選ばない。
ボクとしては、お金に逃げない、くらいの心持ちがいいのかもしれませんね。
年に一度しかないクリスマスです。彼女を接待するようなことはせず、彼女と同じ目線で楽しみましょう。クリスマスの後には、なにか良い思い出が残せるように。
そうすれば、彼女に不満を持たれない、ひいては彼女を喜ばせるクリスマスデートを楽しめるはずです。
「そういえば最近、彼女に好きだとか言ってないなー」というアナタも、ここはひとつ、クリスマスのイベント感にのっかって、彼女に伝えてみてはいかがでしょう!?
みなさんのクリスマスデートが、今年最後の楽しいイベントになるよう祈ってます!