講座8 『就活におけるコミュニケーション力』とは?
聞くから聴くへ 答えるから応えるへ
コミュニケーション本質が見えてきた今、応える際に必要な『客観性』
就職面接の時のヤリトリにも相通ずるものとは…….
『就活におけるコミュ力』を考えていく!!
◆『就活におけるコミュニケーション力』とは◆
ここからは少し角度を変えて、『就活におけるコミュ力』について考えていく。
実際の面接に於けるポイントや注意点は専門のサイトに任せ、ここは
『面接相手とのヤリトリ=コミュ力』と言う観点で考えていきたい。
実際に就活している学生や転職者の皆さんには、
よく面接が終わった時に、面接官や同席した上司などが
「今の応募者、なかなかいいですねぇ」「今の応募者はチョットねぇ?」
などと会話していることをご存じだろうか?
間違っても淡々と面接評定表に事務的に記入しているわけではなく、大体が面接が終わると『応募者に対する感想』を話し合うのだ。
では、好印象時に使う「なかなかいい」という言葉
この「なかなかいい」という表現の本当の意味が解るだろうか?
この『いかにも曖昧とした表現』は、決して
☆ 明るくハキハキ、元気がいい。
☆ 知識、スキル、経験値が高い。
☆ 学歴がいい。いい大学を出ている。
☆ 我が社のことをよく勉強している。
と言った面接のポイントで説明されるような一般的な評価要因や項目ではない。
簡単に言えば
「この応募者とは上手くコミュニケート出来たなあ」
細かく言えば
「ちゃんと会話・ヤリトリが成立し、ある程度の相互理解が図れた」
そしてさらに
「この応募者との面接は楽しかったなあ」
と言うことなのだ。
そう、人事担当・面接官が最も重視する大きなポイントである。
そして「なかなかいい」と評された応募者は往々にして次に進む場合が多いのも事実だ。
面接時で評価される「コミュ力」も、今まで展開してきた内容と同様、
『聞く・答える』と言う表面的なことではなく、
『聴く・応える』と言う本質的なコミュニケーションが生み出す
意思の疎通 そしてそれらが作り出す 場の空気のことを言うのである。
もちろん、面接官の質問に「応える」のは客観的角度が必要なのは言うまでもない。
それは次回に…
編集長 今日の一言
「“面接官の印象に残る”とは、
応募者の個性云々ではなく、“印象深いコミュニケーション”であったかどうかなのだ!!」