講座6 『応える』際の 角度とは?
『恋愛・就活』両方に役立つコミュニケーション力UP 講座6回目は 応える際の角度について
◆『応える』際の角度とは?◆
前回までコミュ力で言う『聞く・答える』の本質は『聴く・応える』であると言ってきたが、
今回は、その『応える』際の『角度』について、触れていきたい。
応える角度とは、
簡単に言うと、どんな角度でものを言うか どんな風に説明するか ということである。
コレが不得意で、KY呼ばわりされた方もいるのではないだろうか?
相手にこちらの意思を伝えようとする時、相手が正しくそのことを理解してくれるかどうかは最も重要なポイントである。
表題にある『恋愛・就職』においては、より大きな要素であることは言うまでもない
そこで、皆さんに是非、オススメしたいのが『客観的な角度からの説明』という考え方である。
実は人間は自分の意思を相手に伝える時、
主観から結論のみをぶつけてしまいがちなのだ。
例えば、「コーヒー飲みます?」と聞かれ…..
飲みたくない時に「いや、イイ(いらない) 」と
ストレートにズバリ答えてしまうところがある。
もちろん、手のひらを出してゼスチャーをしたり、申し訳なさげな顔の表情を合わせた『応える』を返したとしても、この返事では、相手は不快感を感じたり冷たさ、アッサリさを感じるだろう。そしてその後、会話が続くことはなかなか無い。
そこで今自分が本当に飲みたくない理由を
少しだけ、客観性を持たせて応える方法が効果的なのである。
例えば「コーヒー飲みます?」…..に対し
■「ありがとう。でも今朝からちょっと胃の調子悪いみたいで…. わるいね」客観度10%
■「せっかく入れてくれたのに申し訳ない。今胃の調子が良くなくて、本当は飲みたいんだけど何だか良くないような気がして」客観度30%
■「ごめん、今胃の調子が悪いんだ。コーヒー好きだから飲みたいけど、胃に良くないって言うじゃない? ごめん遠慮しとくよ」客観度50%
例えが悪くて申し訳ないが、決して『言い訳を付け加えよう!!』と言っているわけではない。
自分の今の状況を相手に正しく伝える為にはある種の客観的な情報の付加が必要だと言いたいのである。
今回の場合も、「今朝から胃の調子が悪い」のセンテンスが、相手に共感と理解を促し、こちらの状況の正しい理解へと繋がるのである。
ではここで、より解りやすい課題を!!
貴方に田舎におばあちゃんがいるとして、もし「今仕事は何をやっているの? 大変なの?」と聞かれた
さて貴方は、何も知らないであろうお婆ちゃんに何と答えるだろうか….
答えは次回で!!
編集長 今日の一言
「答え、応えに客観性が無く、主観だけで対応し、
間違いなく損をしている人はいる!!」