講座4 静かなるコミュ力 とは?
『恋愛・就活』両方に役立つコミュニケーション力UP 講座4回目は
静かなるコミュ力 について
◆静かなるコミュ力◆
前回、「意思の疎通」は、会話する・話すだけではないと解説した。表情・声質・ゼスチャーなどを交えて全てを持って、意思は伝わると書いたが、今回はその真逆の話。
『何も言わない、話さない、ゼスチャーも表情もあまり変化なくともコミュニケーションは成立する』と言うことだ。
一番顕著な例が『洋服の販売員』である。
多くの皆さんが経験あると思うが、
店内に入り「いらっしゃいませー♪」までは良いのだが、
その後、店内を物色中のこちらに近寄ってきて、
「今日は何かお探しですか?」
「●●●●は季節の新作が入ってますのでどうぞご覧ください」
「×××のおサイズはどのぐらいですか?」
「お手に取られた△△△は、春の新作です。他にもよろしかったら…..」
「そちらの●●●、すごくお似合いですよ♪」
などと声をかけられた経験は多いはずだ。
小売流通販売業では「積極的なお声かけ」と言って、お客様に対し行わなきゃならないマニュアルでもある。
まさに『お客様との積極コミュニケーション』と言うわけだ。
しかし、そういった販売員のアプローチを、「ウザいなあ!!」「もう、放っておいて欲しい」「静かに見させてよ」と、思ったことは多いはずだ。
一方でこんな経験はないだろうか?
『お声かけ』などあまりして来ず、こちらが色々と商品を物色して、
「これイイなあ♪」「サイズ・色とか他にあるのかなあ…」
とかなり興味が高まった時、
「えーーっと、店員さんは?? 」と周りを見渡したら、
必ず遠くからこちらを見ていて、何故かピンポイントで目が合い、
「すいません」の一言に
「いらっしゃいませ♪」と笑顔で近寄ってくる販売員がいる。
そう、『感じのいい店員さんだなあ』と感じるのである。
さて、この二つのタイプの販売員、どちらがコミュ力高いでしょうか?
もう皆さんお分かりのように、
積極的に話しをする・質問する販売員より、
何も話さず黙っている販売員の方がコミュ力は高いのである。
同じように、
◇鍋や料理の食べ方の手順を、絶妙のタイミングでやってきて教えてくれる店員
◇疲れている時に、黙ってそっとしておいてくれるタクシーの運転手
◇普段はあまり喋ってこないけど、ここぞというタイミングで「大丈夫か?」と声をかけてくる上司
◇一昔前なら『静かな音楽の流れる喫茶店のマスター』…
皆、積極的に話しをしてくることもなく、こちらの要望に抜群のタイミングで応えてくれるのだ。
そう、『何も話さないコミュニケーションは存在する』
そして『それでも意思は通じ、応えは返ってる』のだ。
そう「答え」ではなく「応え」
コミュ力の本質はここにあると言っても過言ではない。
今回はここまで!!
編集長 今日の一言
「仲間内ではあまり話さない方の彼、
でも女の子にモテるケースは山ほどある!!」