講座3 『意思の疎通』は、話すだけにあらず !
『恋愛・就活』両方に役立つコミュニケーション力UP
講座3回目は 意思の疎通について
◆『意思の疎通』は、話すだけにあらず◆
ビジネスの世界ではよく、『コミュニケーション能力』とは
1. 相手が聞いている内容を正確に、わかり易く答える能力
2. 自分が思っていることを、自分の立場状況、相手の立場状況を理解して、
わかりやすく、かつ論理的に話せる能力
と言うようなことが言われている。
「答える」「話せる」と定義されると、どうしても 「聞く・話す」に焦点があたりがちだ。
しかし、本来のコミュニケーションは「意思の疎通」であり、
何も口で話すだけが意思の伝達・相互理解になるわけではない。
例えば、サッカーJリーグには多くの外国人選手、監督がいるのはご存知の通り。
細かい戦術などは、もちろん通訳を介して行われる場合が多いが、
とっさの判断が必要な時や試合中などは、
ご存知のように「アイコンタクト」と呼ばれる阿吽の相図などがあり、
さらに外国人監督の試合中の急ぎの指示、怒り、喜びなどは、声質や目、顔の表情やゼスチャーで選手達に通じるものである。
また、テレビの「ニュース番組のキャスターや解説者」をよく思い出して欲しい。
ニュースは事実を正しく報道する責務があるため、それを読むときは、
椅子に座ったまま不動で淡々としゃべる。
もちろん、国家外交上の大問題も、ちまたのお祭りのニュースも、あくまで同じトーンである。
視聴者に「事実を事実として伝える」のが、彼らの役割であり、そこに個人的な想いや所感は無いし、あってはならない。
しかし、“あるテーマに対する討論やニュース報道後の解説”となると少し色合いが違う。
解り易く説明したいところは、フリップやパネルを使ったり、
力説したい点は、両手を前に出し振ったり(よく見る小箱を持つようなゼスチャー)、
そして前のめりで声高になったり、顔の表情が攻撃的な感じがしたり…..
逆に自分にとってネガティブな話題は、後ろにのけぞった感じで言葉少なくなったり。
その人の『伝えたいこと・言いたいこと』、更には『人間性』までもが伝わってくるようである。
そうやって考えると、皆さんの周りにいる「コミュ力高い」と思われている人達はどうだろう?
・話をする時に、自然と体が、手が動いてないだろうか?
・話す表情に、話題によって変化があるのではないだろうか?
・彼らの喜怒哀楽は単純なほど解り易くないだろうか?
嫌いなもの・苦手なものを勧められると、
「えーーっ、ごめん、×××は苦手なんだよ」と、
手を開いて前にかざし後ろにのけ反ったり、両手を祈るように合わせお詫びするように返事したり、
そして顔は申し訳なさそうな表情をしていたり…
彼の意思は全て伝わり、こちらもそれ以上は無理やり勧めることは無い。
そう、コミュニケーションとは、まず
単に「話す」と言う行為だけでなく、「顔や目、手の動き、体全体、表情、声質」など全てを使って相手に意思を伝えることなのだ。
と、今回はここまでだ!!
編集長 今日の一言
「コミュ力最高レベルはパントマイム。喋らなくても通じる!」