vol.5 告白は”タイミング”と周囲の協力
春の告白企画 好評に付き延長してお送りしています。
今回のキーワードは告白の”タイミング”と”周囲”。
良く男同士で「おい、最近あの女性と仲良いじゃないかよ!」なんて会話がありますね。まんざらではないにしても、つい照れからか「あの女性とはそんなんじゃないよ」「素敵な人だけど恋愛は考えてないかなぁ」なんて、つい答えてしまう事も。
時にして、これらの言葉が悲劇を招くことがあります。
いつ告白しようかとのんびりしている間に女性側は痺れを切らし、さらに周囲からは付き合う気もないのに遊んでるなどと噂が回り、あっという間に第3の男性に奪われてしまうことも・・・・・・。
慎重派のAくんの場合
会社勤め3年目のAくん(25)。
会社内で女性Bさんと仲良くなり6ヶ月目。この2ヶ月は2人で食事やデートに行くようになりました。元々小さな会社の為20代前半はこの2人のみ。しかも他の20代の先輩は既婚者でライバルが社内に不在という絶好の環境でした。
AくんBさん共に恋愛に前向きでBさんからも何度かサインを出している状態。
にも関わらずAくんが告白という勝負に進めなかった理由。それは告白してダメだった場合、社内にいられなくなるほどの恥ずかしさを感じてしまうからでした。
7ヶ月目・・・・・・8ヶ月目・・・・・・デートから先の進展が無く、Bさんが不審に思い始めた頃、Aくんは職場の先輩に飲みに連れて行かれました。
「Bのことはどう思っているんだい?」小さな社内の噂の2人。にも関わらずまだ付き合っていないという点から先輩は助け舟を出すべく企画された飲み会でした。
「Bは良い奴なんですけどねー。絶対付き合いたいって言う決め手がないんですよ。」照れからか保身からか、相手を原因に話をはぐらかしてしまうAくん。
9ヶ月目・・・・・・2人で遊ぶようになってから半年近くが経つのに告白が得られないBさん。いよいよ不審感が増したBさんは社内のAさんの仲間達から情報収集に努めます。そして耳にしてしまう「付き合いたい決め手がない」という言葉に衝撃を受けるBさん。
強固と思われた城に溝が入るのは一瞬でした。Aくんが誤解を解く間もなく、翌月入社した新入社員と仲良くなったBさんはすぐに相手の告白を受け入れてしまったのでした。
タイミングとは勇気です。
周りの目を気にする内は幸せを掴めないと言う典型例ですね。
周囲の目を気にすることは重要?
今回のAくんの場合、過度に社内の目を気にしたことが失敗に繋がっています。
ポイントを整理すると
・Bさんに気がある事が社内にバレている
・告白し失敗したら自分の恥と感じた
・石橋を叩き過ぎて告白の機会を逃した
・周囲にBさんと付き合う意思が無いそぶりを見せた
という敗因になります。
社内恋愛の場合、正直な話として2人の行く末は周囲で働く人間たちにも大きく影響します。ギクシャクされても困るし、惚気て仕事が手に付かないのも困り物。周囲が気を揉むのは当然のことといって良いでしょう。
その周囲に対し応援を仰ぐでなく、むしろBさんとの恋愛を否定したのですから結果は当然。Bさんも職場仲間なのですからAくんだけを庇うことはありません。微妙な時期を迎えて周囲の協力を得ることなく、むしろ否定側に回らせたのはAくんの失態です。
強いて言えば救われる点は社内を大きく気にした点かもしれません。しかし付き合っても今まで通り仕事は円滑に、周囲の妨げとならない恋愛にしよう等の気遣いが普通で、今回のAくんは自分のことしか考えずカッコ付けに走ってしまっています。
一般的な告白タイミングとは
一般的に告白のタイミングはデート3回目~5回目といわれています。
勿論人間ですから個人差はありますが、相手が温まっていない初回や、10回目以降など必要以上に長引かせる行為は流石にNGといえます。
Aくんの場合ライバル不在という特殊な環境にあった為、必要以上に長引かせてしまった面はありますが、もし相手のことが好きなのであればきちんと態度に出すことも大切です。常にライバルは見えないところに居ると思って、焦りはせず冷静に思い切って相手に気持ちを届けることが恋愛のマナーと踏まえて告白に向かってくださいね。