【男の盾】今の彼女に元カノとの想い出をうっかり喋ってしまったときの言い訳
「あの時寄ったお店、美味しかったよね〜」
「え?私そこ行ってないよね。どの女と行ったの?!」
女性を怒らせたら、怖い。ましてや最も身近にいる彼女を怒らせた日には逃げ場すらない。それが解っているというのに、時に派手にしでかしてしまうのが男という生き物だ。
避けようがない男の失言。避けられないのであればすかさず鎮火させる術を磨こう。今回のお題は「今の彼女に元カノとの想い出をうっかり喋ってしまったときの上手な言い訳」。想像以上に役に立たないと評判の当シリーズ、今回もうっかり役に立つかもしれない見逃せない言い訳をお届けする。
「あ、会社の連中と行ったんだった」
(鉄板防衛型・防御だけで解決にならん式)
男の言い訳として最も活用度の高い職場仲間の利用。男が最も長い時間を過ごす仲間であり、かつ彼女が踏み込めない領域にあるとなればつい使ってしまうのが男の性。今回もその場しのぎとして高い防衛力を発揮してくれる。「しかも4人で」などと付け加えれば、そのうっかり加減に彼女も呆れてくれることだろう。
しかしよく覚えておいて欲しい。彼女が呆れて「もういいよ」と言ってくれたとしても、それは怒りのやり場に困っただけでいつ別の噴火を呼ぶとも限らない状態となる。怒りが冷めていないことを前提に、必ずゴキゲンを取ることをお忘れなく。
「って友人A君が行け行けと勧めてるんだが」
(特殊話術型・事前逃げ道確保式)
自分主観でない話し方でお店やイベント等の評価を語っていた場合に有効なこの言い訳。これは普段から自分の話し方にクセをつけておくことで極めて活用度が高く有用な言い訳となる。
例えばとあるお店のパスタの話をするとしよう。「あの店のパスタ、美味しいよね」(=自分が食べた経験あり)「あの店のパスタは評判だよね」(=店を知っており、かつ経験の有無が曖昧)同じような褒め方ながら、普段から後者の話し方を選択することで逃げ道の確保が可能だ。また女性から時に嫌がられる自分語りに見えず、むしろ女性への同調というモテ会話術にも繋がるために日頃からの活用をオススメしたい。ものすごく面倒な話し方でもあるため、実践している男性を見かけたことすら少ないが気にせず頑張ろう。
「すまん。今度同じところに行こう」
(完全謝罪型・屈服系白旗式)
最も正攻法であり、最も打開力のあるはずのこの言葉だが、不思議と全く彼女に通用しないとされる代表的な言い訳だ。彼女側は自分のいない世界で他の女と楽しんでいたあなたに嫉妬している訳で、その場所に行きたい訳ではない。その感覚に気付かない限り完全平服すら通用しない。謝るポイントがズレているからだ。
この言い訳を用いる場合、あなたの想い出を今の彼女によって上書きしたい旨を伝えるしかない。その上書きが彼女にとって女としての勝利と満足に繋がるのであれば若干の鎮火が見込めるだろう。
「まぁ全部俺の妄想なんだけどね」
(メルヘン強調型・危険人物式)
散々ペラペラ想い出を語ってしまい、「あ、やべ」と思った瞬間にすかさず続けたいこの一言。更に「お前と行きたい(したい)んだけどね」などと展開し、「照れるからもうこの話止めよう」などとフィニッシュに繋げることで推定1%の女性はキュンとしちゃうかもしれない。
男側が普段からよく読書をしていたり映画やドラマを見ているタイプと彼女側が認識している場合は3%くらい勝率がアップする。ちょっと危ないやつかも知れないという評価と引き換えに怒りが収まるのであれば安いものであろう。