Step4 デートのプランを練る前に!
「気になる女の子がいても、なんて声を掛ければいいのかわからない。」
そんなあなたのために、ビジネステクニック『提案営業』になぞって、
気になるあの娘をデートに誘う流れを、8つのステップで紹介するこのコーナー。
STEP4「デートのプランを練る前に!」
前回のStep3 目指せ!気軽に話せる間柄を経て、意中の女性とも少し親しくなることができましたね。
そこで、今回のSTEP4は「デートのプランを練る前に!」ではより親密になっていけるよう、さらに詳しく彼女について調査・研究を行っていきましょう。
まずは彼女と気軽に会話できるようになりましたか?時候の挨拶(笑)だけではなく、もっと個人的な雑談、例えば「休みの日は何してることが多い?」なんてことを聞けるようになれば、グッド。
提案営業では、顧客の現状を詳しく知り理解して、初めて、より先方にマッチした提案ができるというもの。
恋愛においても、まず彼女の現状をきちんと把握すれば、彼女が今、何を求めているのかがわかり、より適切なモノ・コトを彼女に提案・提供できるようになるわけです。
そのためには、彼女への直接的聞き込みだけでなく、周囲へのさり気ない調査も必要です。
では今回の、デートに誘うテクニックのベース(営業テク)からご紹介します。
提案営業のSTEP4は
「サーベイ(調査・企画・分析)」
サーベイ(Survey)は本来、「見渡す・概観する・調査する」という意味があります。
説得力ある提案をするために、提案営業では、お客様を取り巻く環境をしっかりと調査し、
課題を多面的に分析していきます。
このステップでは、「共感をしてもらうこと・相手の興味関心の枠を未体験ゾーンに広げること」がゴールとなります。以下に、このステップで特に重要なポイントを3つご紹介しましょう。
【サーベイ】におけるポイント
1.調査・企画・分析の必要性を訴求する
2.相手の欲望を確認する
3.相手に尋問はしない
さて、これらを踏まえたうえで、
上記のポイントを元に恋愛に置き換えてみると!
1.【調査・企画・分析の必要性を訴求する】
基本調査!~周辺ヒアリングでは、より慎重に
折角、親しく会話できるようになったのですから、意中の女性に直接、
関心事を聞いていくのは当然のこと。でもそれだけは、なかなか思ったようには
情報も集まらないってものです。本人の意向はもちろん大切ですが、それ以上に、
彼女が気づいていない欲求などを、案外周囲の人が気づいていたりもするものですし。
営業として顧客欲求を調査する時、顧客本人以外にも色々あたりますよね?
恋愛だって同じです。さり気なく彼女の友人・知人などにも、彼女についてあたってみましょう。但し、気をつけたいのが“あくまでさり気なく”ということ。
あまり露骨に彼女のことを探っていると思われると、うろうろ彼女について
嗅ぎ回っている嫌なヤツと噂されかねませんし、彼女に迷惑をかけたり、
それ以上に彼女自身に嫌われてしまいかねません。
周囲の人とのちょっとした会話の時に、十分気をつけながらも、さり気なく彼女の情報をゲットしていきましょう。
2.【欲望を確認する】
さらに深く分析~意識・無意識の関心までフォロー
本人や周囲へのヒアリングなどで、彼女のニーズも見えてくると思います。
そこで、相手の興味の対象や事柄などのモノ・コトについて、適当な何かしらの提供をしていくこと。
例えばちょっとした悩み事なら、解決するための適切な助言を行う、また、最近海外のサッカーに興味を持ち始めた…なんていうなら、注目選手について教えてあげる、などです。それにより段々とあなた自身も彼女の共感を得ていくことができるでしょう。
そして、次に大切なのが“彼女自身が気づいていない興味の対象も探し出し、提供してみせる”こと!
今、彼女が興味を持っていることについての情報やサポートは、もちろん必要ですが、営業でも、そこにどんなプラスαができるかということが重要で す。音楽好きの彼女に、聴く機会のなかったレゲエを聴ける機会を提供…こんな風に彼女の興味や関心を広げてあげられれば、彼女はあなたに、一緒にいること が楽しいのでは?という予感を持ってくれることでしょう
3.【尋問はしない】
気をつけたいこと~あくまで双方向コミュニケーションで!
ヒアリングなどの情報収集でも、その後のちょっとした提案・提供でも同じですが、
あくまでそれはあなたの思いでの行動だという自覚は必要です。
顧客との関係でも、あなたがよかれと提案したからと言って、それを選ぶのはもちろん顧客本人の意思ですし、大切なのは顧客の気持ちです。
相手が意中の彼女でも同様で、重要なのは、彼女が不快に感じないようにすること。
ヒアリングなら、彼女がまるで尋問のように感じてしまうような言い方は避けるとか、
何気ない情報提供なら、おしつけがましい教え方はしないとか。
ヒアリングも情報提供も、結局は彼女とのコミュニケーションの一環!
これまでのSTEPで少しずつ築いてきた信頼関係を壊さないためにも、無理矢理な聞き込みはしない。
また、色々な提案・提供も本当に彼女が求めているものなのか?
という確認を、さり気なく、でもきちんとしていきたいですね。常に気をつけて欲しいのは、
そのような双方向コミュニケーションを成立させられているか?ということなのです!
【まとめ】
今回のSTEPでは、彼女があなたを“私を理解してくれる人”→“貴重 (=大切)な人”となっていくこと必至!
上手に彼女のニーズを探り、さらに、彼女が意識していない興味・関心事(ウォンツ)まで把握することができたら、今後の展開もスムーズに進めていけますよ。
【コンテンツ監修:大澤徹(オオサワ トオル)】
1947年静岡県生まれ。早稲田大学第一商学部卒業。 外資系メーカー勤務(販売・マーケティングを経験)、販売促進企画会社を経て、有限会社マネジメントサポートインスティテュート設立。販売促進企画、展示会、セミナー企画、新業態開発企画、コンピュータアプリケーションソフト基本設計、営業教育など、多業種・多業態にわたりサポートを展開。