格言29 飼い犬に手を噛まれる
「ああッ…!終わった。せっかくここまで仲良くなったのに…。」
【恋愛心理】
いつもの時間、いつもの場所ですれ違う愛しの君。
ペット同士の交流故、気軽に話せる間柄でも、貴女の名前すら私は知らない。
今日はペットだけではなく、貴女の話もうかがいたい。いつも通りに彼女と出会う。
話を切り出そうとしたその刹那、ウチの雑種犬が彼女の愛でている血統書つきのお犬様に…?!!私の願望を表すかの如く、白昼堂々卑猥な行為に及ぶ。
ペットをダシに使ったまでは良かったが、所詮は“ペスちゃんのお父さん”という位置づけを超えることは叶わない。 気になる娘っ子の愛を射止めるのは、犬ではなく私自身なのだから。