Repo.14 イタリア婚(年の差婚)の実態とは？その1

加藤茶はイタリア婚？
日本人がやると周りから冷やかされてしまう程の結婚スタイルとは？

前回はフランス婚（日本で言う事実婚)について触れたところ、大きな反響をお寄せいただきました。有難うございました。
国が違えばスタイルも違う。今回はイタリア婚をお届けします。イタリアで広がりを見せている結婚スタイルとは･･･最近は加藤茶さんもこのスタイルの1つでした。

イタリアの結婚事情

近年イタリアで広がりを見せている結婚スタイルとは･･･「年の差婚」。
男性側が年上という図式になります。経済的に安定があり、また離婚暦のある50代以降のイタリア男性と若い女性が結婚する形が非常に増えています。

もっともこれは移民の多いイタリアでのお話。女性も移民が大半だとか。ではイタリアではどうしてこのような結婚スタイルが増えているのでしょうか。

・男性側：子供も独立し一人暮らしとなったところで第二の恋愛を
・女性側：夫の年金が入り経済的に安定する。また滞在許可書ないし市民権を獲得

a214 と、双方に明確なメリットがある結婚とのことです。日本でも時々見かける年の差婚ですが、TVや小説などで見る財産目当ての結婚などでなく、女性側への人生のメリット（女性側の年金の保証・市民権の獲得）が政府に保証されているため、実際に東欧より移民した家政婦と結婚する男性など枚挙に暇がないとか。離婚経験のある男性、妻に先立たれた男性など男性側の事情は様々です。

離婚についてはイタリアもフランスと同様、離婚手続きは日本のものより厳しくなっており、まず3年間の公式別居が必要。次のパートナーが決まっている場合はこの3年間は事実婚状態で過ごすことが多いようです。その後離婚手続きが可能となります。
このページで離婚について触れるのは恐縮ですが、ヨーロッパ諸国の「離婚」についての成約の厳しいこと。日本のように判子1つというわけに行かず、これは逆に結婚に重みを含める形となっています。

国際結婚としての側面もあるイタリア婚

また上記に「東欧出身の女性と」と書きましたが、男性側がイタリア人となる国際結婚も非常に増えているデータがトリノ市より発表されています。この辺は陸続きの国ならではの事情でしょうか。2009年のトリノ市調べではイタリア人男性の国際結婚の比率は全体の12.5％。8組に1組が国際結婚となります。もちろん決して相手は東欧圏に限られず、ブラジルやモロッコも人気だとか。以前もナイジェリアや中国出身の女性が人気でした。イタリアの女性はイタリア人の男性を望むデータがあり、これは男性側に限られた傾向です。

「幾つになっても恋愛を楽しみたい」というイタリア人。かといって国際結婚かつ年の差婚の増加とは日本人には考えられないスタイルですね。

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