ナシ婚を選ぶのは早計?低予算結婚式を再検証
ナシ婚を選ぶカップルが本当に増えています。結婚式に300万前後も掛けるのであれば、その額を新生活や新婚旅行などに回したいというのも重々理解できるところ。正直な話、結婚式って「なんで?」と思うくらい費用が掛かりますからね。親戚付き合いが薄い場合など式代の回収が見込めない場合、自分達の首を絞めることにもなりかねません。
ナシ婚は早い段階からそう決めているカップルが多かったのですが、最近では式場の見積を見てナシ婚に切り替えるカップルも多いのだとか。これはとかくブライダルプランナーが提案するウェディングプランがあまりにも高額なことに尽きます。「一生に一度の思い出ですので」と断りにくい雰囲気の中で次々に高額な費用となる提案が行われ、一応見積をいただいてみるとそこには目玉の飛び出るような数字が。その見積を見て「この予算があったら何が出来る?」と我に返り現実的な計算を始めるカップルも多いのです。
とはいえ愛する彼女のために幸せな結婚式を用意したいというのも男の本音。今回は低予算で挙げられる結婚式を幾つか検証してみましょう。
1) ジミ婚プランナーを利用する
最近ではジミ婚専門の業者が増えています。大幅なコストダウンを得意とする彼らによると一流の式場を利用しても40%前後のコストカットはザラ。また100万円を大きく下回る形の結婚式も得意としています。やはり式は挙げてあげたい、そのための予算も多少あるという方に適したサービスと言えるでしょう。最近はこのジミ婚プランナーが急増していますので変な業者には充分にお気を付けくださいね。なんだか少し高いなと感じたら別の業者から相見積を取ることも重要ですよ。
2) 教会を利用する
キリスト教の教会で挙式のみを行った場合、この相場は5万円〜10万円となります。これに加えてのコスト要素として装花代が3万〜5万円前後(挙式代に含まれる場合もあります)、パイプオルガンなどの生演奏が2万〜10万円(演奏する人数や使用する楽器により上下します)、演出となるブーケトスやフラワーシャワーがそれぞれ5000円〜と1万円〜。最後に結婚証明書が有料となる場合は多めに見積もっても5000円程となります。最後に結婚式の招待状ですが、最近の相場では1通あたり400円程(切手代含む)。これらを合計しても15万〜25万円程の予算で素敵な教会で式が挙げられるとあって今後更に注目を増すことでしょう。
注意点は2つ。1つは洗礼を受けた教徒で無い場合、キリスト教の講座を式の前に4回程受講しなければなりません。もう1つは披露宴も行う場合にはやはり相応の予算が掛かるということ。披露宴を切り離すことで大きなコストカットが達成できるのです。これは場所を変えての食事会などに置き換えるカップルが多いですね。
式場と披露宴をそれぞれ見直すことで低予算でも素敵な結婚式を挙げることは可能です。例に挙げた教会での挙式の場合、教会が受付となりますので直接問い合わせを行い、自分達で企画していく行動力があれば大丈夫ですよ。初めからナシ婚と決めつけずに「工夫したら何かできないかな?」と考えることで選択肢はどんどん生まれますので、まずは2人の幸せに大切なものをよく考えてみてくださいね。