婚活パーティーは何故こんなに安いのか?その2
男性1回の参加が6000円前後と破格の料金設定で快進撃を続けている婚活パーティー。ユーザーとしてはこの安さは有り難く受け止めつつも、あまりの安さにあれこれ疑問が湧いてしまうのは人の常だ。定番パーティーの中で参加者が最も限られる男女10vs10編なんて果たして大赤字イベントなのではなかろうか??会場スタッフの人件費に会場レンタル代、広告費用に会場の飲食コスト、当然運営企業本体の様々なコストも加わってくるだろう。婚活パーティーよ、一体これで大丈夫なのか??正直値上げしても文句はないぞ??
この老婆心まみれな失礼な疑問に、とある婚活事業者は丁寧に回答くださった。いつも斜め上な取材ですみません。
婚活パーティー運営者「お察しの通りです」
少人数制ゆえに全ての異性とゆっくり話せる男女10vs10形式は非常に高い人気であるとのこと。その一方で運営のやりくりには非常に苦労しているようだ。
「スタッフは自社育成し、外部の司会は雇わない」
「会場コストは同日複数開催などで1回あたりのコストを下げている」
「幸いリピーターのお客様も多く広告費はある程度抑えられている」
とにかく打てる手を全て打っている印象だ。意外に思われたのは司会まで自社スタッフということ。どう見てもプロではないかと感じる彼らだが、厳しい研修を経てパーティーの場に立っているとのことだ。何度かパーティーに参加した立場として、てっきり外部のプロの司会業の方が担当していると思っていた。
誰もが暗算で把握できる通り、運営者にとっては薄利多売型といえる婚活パーティー。魅力ある料金設定の背景には運営スタッフの皆様の涙ぐましい苦労が積み重なっているようだ。
さて、ここからがある意味で当記事の本題。
誰もが知りたい疑問の1つであろう。失礼ながら恋タメ編集部は直接聞いてしまった。その質問とは
恋タメ「サクラっているんですか?」
運営者「サクラ雇ってたら赤字で倒産します」(即答)
「信用第一ですからサクラなんてご法度ですし」という言葉にも重みを感じたが、そもそも論で予算の関係で雇いようがないということが判明した。単発イベントならまだ考える余地があるが、年間イベント開催数が1000回を超えるような専門の婚活パーティー事業者はサクラについては安心して良いだろう。
サクラについては誤解が多いのだが、女性の参加費用を低料金に設定しているために男性以上に参加回数が多い女性がいる。その中で大変お綺麗で、かつ男性への理想が非常に高い女性もいる。その女性らがサクラと勘違いされることがあり諸々困っているとのことだ。また最近は逆に女性参加者より男性のサクラがいるのではと問われたこともあるという。やっぱりサクラの存在は誰もが気になっていただろうし失礼ながら今回伺ってしまった。流石に怒られるかと思ったら誠実なご回答をいただき感謝の余りだ。
今回のインタビュー取材の最後には、イベントによっては会場のクオリティや飲食の内容によって若干の価格変動があるものの、基本的な料金設計はこのままでイベントを続けていきたいと語ってくださった。恋愛や婚活に有効なイベントとして恋タメ編集部でも評価の高い婚活パーティー、是非このままのスタイルでいつまでも開催し続けて欲しいものである。
取材協力:シャンクレール
スタッフが明るく温和な雰囲気で、良質で安定感のあるパーティーが持ち味。
恋タメが非常に推したい1社です。