【Tea Break】バレンタインデーの起源とは?
今日は気楽にバレンタインデーについての雑学から行ってみましょう。意外と知らない、どころか殆ど知らない割に役に立つのか疑問な雑学をあなたに。
⚫︎バレンタインは実在しない?
バレンタインの起源って曖昧なんですよね。
15世紀頃より恋人たちの守護聖人としてキリスト教徒に信仰されたウァレンティヌスですが、このきっかけはイギリスの詩人ジェフリー・チョーサーが作ったお話が元となってのもの。つまり後世の創作話と言われています。更にイギリスのアルバン・バトラーが1756年に出版した書籍により恋人とウァレンティヌスの関係がますます色濃くなり、現在に伝わっているとされています。
そのお話がどんなものかというと、
ローマでの豊作祈願祭に相当するルベルカリア祭(2/15)、この前夜祭(2/14)に大恋愛イベントがあったのです。年頃の若い娘たちが自分の名前を書いた札を桶に入れています。祭の当日に男たちは桶から札を引いて、書いてある名前の娘と祭の間一緒に過ごすというもの。そのカップルは後日結婚するという通例もありました。ところが男性側が兵士だった場合、結婚すると死をかけた戦いに挑めないという理由から兵士の結婚は許されていなかったのです。
ここで登場するのがキリスト教の司祭だったバレンタイン(聖ウァレンティヌス)。兵士が気の毒だと、こっそり兵士と恋人を結婚させてました。しかしこれがバレてバレンタインは牢獄へ。当時ローマではキリスト教は迫害されており、見せしめとして祭の前夜祭に処刑されてしまいました。
そしてキリスト教徒の間にてバレンタインは聖人とされ、恋人たちの日の象徴である聖バレンタインデーが生まれたという物語です。
様々な検証の結果、そもそもウァレンティヌスは本当に存在していた人物なのかと存在は訝しまれ、現在では聖人から除外されているのだとか……
明日は義理チョコの起源(?)についてお話しします。
※読者の方より指摘を受け、当ページは2/10に修正を行いました。お詫び申し上げます。指摘をくださったM様、本当にありがとうございました。