【Tea Break】レディーファーストを再考
恋人が出来たら相手が喜ぶデートにしたいという方。女性へのエスコートは想像以上に気を使うもの。極自然に出来るようになったら立派な紳士と言えるでしょう。もっとも過度な気遣いを嫌がる女性もいますから匙加減が本当に難しい。男子の悩みは尽きるものではないですね。
エスコートについてはレディーファーストが絶対である!と考える人もいるでしょうから、ここで周囲の声を聞いてみましょう。エスカレーター搭乗時にどうするかというアンケートを引用します。
⚫️恋人と一緒に出かけ、エスカレーターに乗る時ってどのような順番で乗ろうと思いますか?
1位 上りも下りも恋人が先、自分が後
2位 上りも下りも自分が先、恋人が後
3位 横並び
4位 上りは自分が先、下りは恋人が先
5位 上りは恋人が先、下りは自分が先
(出典元:gooランキング/NTTドコモ みんなの声)
1位は典型的なレディーファーストの手法ですね。不思議なもので2位に全く逆の「自分が先」がランクインしています。これは男性側がリードする意識の表れです。
3位はエスカレーターの乗り方としてはマナー違反。どんなに空いていたとしても片側は開けるようにするのがマナーですね。
一瞬違いが見えにくい4位と5位ですが、実は5位には女性を守る考えが内包されたものです。もし女性が転んだり落下しても下で男性側が受け止めて支えるという意味を含んでおり、高さのあるピンヒールやおろし立ての厚底靴を履いている女性などに効果的な行動です。男性が下というのは決してスカートの中身を考えての振る舞いではないですよ!
時代や状況に応じて女性の守り方は変わります。現実に欧米でもVIP階級を除き、レディーファーストという文化は男女平等という新時代の意向に押しやられ気味という声も。騎士道精神がベースとなったとされるレディーファーストですが、一方で男性が自らの命を守るために女性を前にし盾としたという論もあるなど、存在自体も少し複雑に思えるレディーファースト論。あなたにとってのレディーファースト、ひいてはエスコート術と考えたとき、優先される項目はなんですか?このアンケートの1位と5位の意識差が非常に面白く、いずれの考え方もアリだという事を前提に少し思い悩んでみては如何でしょうか。