W杯敗退後の言葉に人の生き様を見る
サッカーW杯フィーバーは惜しくも3試合で終わってしまいました。今回のW杯は不完全燃焼という感覚がとても強いように思えます。日本の良さを出させて貰えなかった、つまり過去と比較して大幅に研究されていたようでした。23歳以下の選手を中心に行われるサッカー五輪はお互いの良さをぶつけ合い、A代表となるサッカーW杯ではお互いの良さを潰し合う、と言われます。凡戦と言われた第1戦と第2戦を見て、対策されているチームを応援しながら本当に日本サッカーは海外に対して小さな脅威くらいにはなっていたのだなぁと研究されるようになってしまったんだなぁと感慨深くもありました。チームの歯車を回させて貰えなかったことによる不完全燃焼は研究された証と捉えています。
さて、
敗退が決まった後の選手コメントをネットやTV等でご覧になりましたでしょうか。内田選手の「引退を考えている」という発言が大きく取り上げられてしまい、肝心な他の言葉たちが少々隠れていましたが、日本サッカーの夢という責任を背負った選手たちの生き様ともとれる試合後の発言は、それは重みを感じるものでした。
長友選手「すべての批判を受け止めます」
本田選手「非常に惨め。僕が言うことに対して信用も下がる」
吉田選手「屈辱的な思いもしたが、受け止めるしかない」
長谷部選手「自分たちの力不足。それ以上でも以下でもない」
そして
ザッケローニ監督「責任は全て私にある」
ところで、ふと並べてみると恋の破局後の男の台詞にも似ていませんでしょうか。己を省み、結果と己を受け入れるという共通項をもちますから近似するのは当然なのかもしれませんね。願わくば4年後は再び笑顔のゴールといきたいものです。そして皆様も恋愛人生のゴールインを迎えられますように。