サッカーW杯を恋愛婚活イベントに結ぶのはダメだって
1ファンとしてサッカーW杯を楽しみたいのですが、どうしても今回は仕事としても関わってしまいました。W杯を通じた恋愛イベントや婚活イベントが各地で目白押しであった為です。
正直、本当にサッカー引いてはスポーツが好きな方なら見向きもしない企画でしょう。浅はか過ぎますね。サッカー人気にかこつけて集まり騒ぎたいミーハーファンから会費を徴収、特に自治体においては婚活支援をやっていますよというポーズ作りに過ぎません。税金が絡む企画については堂々と企画者の名前を出してもらいたいものです。
まずスポーツを通じて意気投合するのは戦った本人たちであり、真に支えるサポーター群です。勝っても負けても称えあうことで仲間やお互いを認め仲良くなる、マンガっぽいねと言うかもしれませんがこれが正道ですよね。この延長線上に出会いや恋愛がある訳です。
いきなりサッカーW杯あるから乗じて彼女や嫁さん(彼氏や旦那)見つけませんか?ってイベント組んだところで恋愛のプロセスとして愚策と感じるんです。スポーツより恋愛と出会いを上に配置した時点でそれは戦いを侮辱しています。サッカーW杯って国と国との代理戦争とも言われる骨身を削る戦いで、サッカーが好きなら選手がどれほど苦しい思いで代表入りし戦っているかファンは解っている訳ですよ。
日本が勝って盛り上がってカップル成立イベント成立めでたし!を目論んだ企画者たちは顔を青褪めたと言います。オリンピックを超える程に国を代表する戦いを自分のビジネスに無理やり繋げた報いですね。真の戦いには勝利も敗北も付き物ですよ。宇都宮ではサッカー日本代表を応援しながらの婚活パーティーを行い、日本の敗北で盛り下がりカップルが1組しか誕生しなかったとか。真剣勝負に相乗りした安易な企画の賛同者や企画者へのせめてもの冷や水ですね。参加者の皆さんお疲れ様でした。どうか次回は真っ当に恋人探しをと思う余りです。遠くても確かな道を歩みましょうよ。
ちなみに同様の企画を進めていた大阪の豊島区は映像上映権に関する支払いをすっぽかしたそうです。もう呆れて声も出ません。
私たちにはとても大切な「恋愛」。悪い大人に操られることなく歩みましょうね。また、この仕事をしていて正攻法で真っ当に恋愛や婚活を支える会社さんを何社も見てきましたが、一番の被害者は彼らだと思います。