07.メールを送る~メールを送る側の心得~
『感情が伝わりにくい』のがメール
私達は日常会話において、無意識のうちに相手の感情を読み取ることをしています。
例えば、会話の途中に相手が下を見たり、余所を見たりしていれば、
「この話は興味がないかな?」と思って話題を変えたり、
逆に自ら身を乗り出して積極的に会話してきたら、その話題を続けて展開したり。
要は相手のリアクション・反応から、その場の感情を読み取っているわけです。
さて、これがメールの場合はどうでしょう?
残念ながらメールの場合、実際に相手を目の前にしているわけではないので、
送った内容がどう受け取られているのかが全く解りません。
普段の会話では「昨日××したんだ」と事実だけを話しても、
相手の反応は何となくわかりますが、メールでは自己完結してると思われ、難しいでしょう。
例えば、
♂「××に一緒に行かない?」
とメールで誘って、相手の返信が
♀「別に、いいよ」
という返事が返ってきたらどう思いますか?
OKなのか、断りなのか区別がつきません。結局
♂「それってOKってこと?」
と言うような、再確認作業は頻繁に行われています。
左様にメールでのコミュニケーションでは、凄く感情を読み取りずらいものなのです。
絵文字・顔文字があれだけ多用されるのもそれらを補完する意味合いが大きいからなのです。
メールに不向きな内容とは?
メールの最大のメリットは、好きなときに読めることです。
しかし逆に考えれば
「相手がいつ読むのか、こちらにはわからない」ことでもあります。
ですから、急ぎの用件にはメールは不向きです。
例えば
「明日中に返事が欲しい」といった内容を、前日の夜にメールしたとしても、
相手がたまたま、携帯をカバンに入れたままだったりしたら、当然返事はできないでしょう。
四六時中、携帯を肌身離さず持っている(中高生や依存症)人ならともかく、
大体の人は『気が付いたら開いてみる』という感覚なので、
クイックレスポンスを求める内容や、時間・時刻を限定した内容はメールには不向きだと言えます。
一週間とは言いませんが、例え二~三日経ってから開いても、相手が充分返事のできるような内容が望まれます。
(編集部 モテメール班)