【結婚したら恋愛してはいけないの?】…既婚者サークル潜入した件(2)
前回の記事では既婚者サークルって何ぞや、という内容をお伝えいたしましたが、調べているうちに人気沸騰中の既婚者サークルが気になって居ても立ってもいられなくなった編集者は、嫁への罪悪感を何とか剥ぎ取り、泣く泣く参加してまいりました。(←ウソ。ほんとはノリノリでした)
予約・支払い方法
まずは予約の方法について。これについてはとってもシンプル。各既婚者サークルサイトにある予約フォームから希望のパーティーを選んで、申し込むだけ!自動返信メールが、申込時に記入したアドレスに届きます。その際に、匿名参加を選べる会社もあるようですが、僕が参加したのは匿名不可。身分証の確認もあるという事で、泣く泣く本名を記入します。ついでに電話番号も記入。当日何かあった場合に必要なようで、こちらは入力必須でした。
これですべて完了。予約確認の電話などもありませんでした。あとは当日を待つのみ。
支払いは当日現金支払いです。既婚者からしたら下手にカードを使われた方が怖いですからね、キャッシュレス時代にこれは助かりました。
開催当日
2018年のまだ暑さが残る頃。場所は新宿。
パーティー会場へ
ここに最初の試練が…!!会場は聞いたことがある、というかよくあるチェーン店にも関わらず、まあ道に迷う、見つからない!念のため早めに来ていて正解でした。10分ほど迷った挙句、ようやくたどり着いてみて唖然。
ん・・・ん!?本当にここ?と言いたくなる雑居ビルの一角です。しかし路上に控えめにお店の看板が出ていたのでやはりここかと安心。周りを見渡すと、同じように携帯を片手に建物とスマホ画面を交互に眺め確認している30代~40代男女がチラホラ。
すぐ気づきましたよ「あ…絶対一緒のパーティーの参加者だ…」と。
若干の気まずさは感じたものの、ここで引き返すわけにはいきません。ネズミ色のビルの敷居をまたぎ、いざ出陣。会場は4階の為、エレベーターで会場に向かいます。
しかし、ここでまた試練が。なぜ気づかなかったんだろうか、受付時間は男女同じということで、雑居ビルの狭いエレベーターは他の参加者男女でぎゅうぎゅう詰め。
「こんにちは~」なんて誰も口にするはずありません。女性は足元を見つめ男性は宙を仰ぎ、ひたすら時が経つのを待ちます。狭いエレベーター内の空気の重さは確実に今年ナンバーワンでした。
そうして長い長いエレベータータイムを終え、ようやく会場へ。
受付案内
会場内に足を踏み入れると20代半ばのお姉さんが受付をしていました。
「お名前と身分証をお願いします♪」参加者たちの曇りがちな表情と引き換えに、妙に明るく気さくなスタッフさんがお出迎え。
ここで「○○です」と本名を伝え、身分証を提示します。免許証を出しましたが、特にメモを取っている様子もなく、年齢と名前をチラッと見る程度でしたね。そして、事前に用意しておいてくれた、名札を渡され、胸につけるよう促されます。うわ、本名かよと思いましたが、ここは仕方ない。会場内を見渡すと、みんな「菊池」や「中崎」など、本名名札プレートを胸にセッティングしていました。そこは素直に名札を胸に取り付けた後、事前にきまっていたのか、6名掛けの席に案内されました。
ファーストコンタクト
「こんにちは」「お願いします」と軽く呟きながら席につき、全員でぺこぺこと会釈。
同じテーブルには、女性が3名、男性側は僕を含めて3名。周りを見渡すと、6名テーブルが3つでしたので、どうやら告知通り12対12で開催されているようでした。
軽く会釈して席についた後、ようやく周りを見渡す余裕ができた僕。
目の前の女性メンバーを見渡すと全員が30代前半?まあまあ普通に可愛いんじゃないかというハイレベル女性で正直驚きました。しかし自分のテーブル以外を見渡すと、40代のいわゆる普通の女性だらけ。このテーブルのみは若くて綺麗系な女性を集めた男性陣のオアシス席だった模様。
他の女性陣はというと、インコの羽のように黄色いフレアスカートを履いた小太り女性や、レースのワンピースを着た素朴で神経質そうな女性など、精一杯のオシャレをした中年女性が勢揃い。驚くべきことに8割以上の女性が膝上のミニスカート。40代女性のミニスカートなんて、一般社会ではなかなかお目にかかる機会はありません。
これは、やはりそういうこと?もしかして男に誘われるのを待ってるのだろうかといぶかしむ僕…
対する男性陣については、全身白コーデにエルメスの靴とカバンを見せびらかしているドン小西風男性や、家庭ではいかにも尻に敷かれていそうな地味目な中肉中背男性、仕事中に抜けてきたのだろうか汗をかきながら入ってきたスーツ男性など。1,2名は背が高くハンサムで、女性にもモテそうなMR風男性もいたが、それも少数派。
男女共に見渡しても、1,2人が上の上、5~6人が中の中、残りは中の下または下の下という顔ぶれでした。おそらくこれは一般社会の比率と同じじゃないでしょうか。
果たして、こんな見ず知らずの既婚男女が集まって果たして何が始まるのだろうか。何を話せばいいのだろうか。期待と緊張に胸が高まります…
次回はいよいよパーティーの実態についてです。
3へ続く…
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